大阪で旧正月を祝う -春節祭 in 大阪中華学校-

投稿日:2011-02-06 - 投稿者(文責):mumeijin

このエントリーをはてなブックマークに追加

.


[御注意を]
2016年(平成28年)『2/14(日)台湾 第16回春節祭』の紹介は→http://ilha-formosa.org/?p=36311


「倒福」のステッカー。福の文字が逆さ。これは倒福(dăo fú)」が「到福(dào fú)」に通ずるからだそうです。
なお大阪中華学校では「福」は多く有ったのですが、倒福を見掛ける事が出来ませんでした。下の写真は同日、上海新天地(なんば)店内で許可を得て撮影したものです。
.

大阪中華学校-春節祭-2011年2月6日(日)、台灣料理目当てに学校法人大阪中華学校(大阪市浪速区敷津東1-8-13)に参加して参りました。本日こちらの学校で『慶祝中華民国(台灣) 100周年国慶記念 2011年在阪華僑 春節祭』という催事が挙行されるからです。この春節祭には黄諸候 台北在大阪経済文化代表処処長(駐大阪領事館領事に相当)や竹本直一衆議院議員(自民党)等が来賓として出席されておられました。しかし私の目的は台灣料理。会場では台灣夜市に似た香ばしい空気が漂っており、出店で久し振りの台灣料理を堪能しました。この日は天候にも恵まれていて気温も温暖。会場では多くの知己にお会い出来ました。参加出来て良かったです。
10時半頃、春節を祝う爆竹でイベントがスタートした。


ひと、ひと、人。人波がすごいです~。

京劇の装束に身を包んだ皆さん。三国志演義でしょうか。
項羽・劉備・張飛・関羽そして孫悟空も大人気でしたが、支那史上の人物の登場にやはり台灣人は違和感を感じるそうです。

美味しそうです。写真以外の料理も頂いたのですが、食べる事に夢中になり撮影を失念。
 

 

 

 大阪中華学校正門入って右手に鎮座する孫中山(孫文)坐像

孫中山(1866-1925)は台灣で中国国民党が国父として、中国でも共産党が革命の先駆者として高く評価を行っている。辛亥革命100周年を銘打ったこの日の催事なのですが孫中山先生は完全に蚊帳の外、台灣料理の屋台テント裏でひっそりと佇んでおりました。なお台灣人にとり孫中山は台灣史とは無縁の人です。内戦で支那本土から流離した「自称 中国正統政権」を称する中華民国。その看板を引提げた中国国民党によって「国父」として今に至るまで台灣に“君臨”しているにすぎないのですね。
孫文の宋慶齢と、蔣介石の妻である宋美齢は姉妹。中華人民共和国建国後には宋慶齢は中華人民共和国国家副主席に就き、妹の宋美齢もまた蔣介石の威光のもと台灣で中国国民党要職に就任。平成15(2003)年まで米国N.Yで健在であった。同年10月23日死去、享年105歳(106歳説有)


中国共産党中央委員会の機関紙『人民日報』インターネット版ともいえる『人民網』2003年11月10日号にも「宋美齢氏 伝説の生涯」と題した評伝を残している⇒http://j.peopledaily.com.cn/cehua/20031110/home.htm


 なおこれは余談なのですが、先日(平成23年1月30日)共同通信記事に孫文の孫娘に当る方の訃報記事が掲載されていました。

【孫穂芬さん死去 孫文の孫】

孫穂芬さん(そん・すいふん)=中華民国建国の父、孫文の孫)台湾の中央通信社などによると、29日午後、台北市内の病院で、敗血症のため死去、72歳。
38年8月、中国上海生まれ。台湾メディアによると、米国の在上海総領事館の領事などを務めた後、香港でコンサルタント会社を経営。中華民国(台湾)建国100年の記念行事などに参加するため訪問していた台北で今月1日、交通事故に遭い、重傷を負って病院で治療を受けていた。(台北共同)


河内長野市商工会青年部オフィシャルサイト