【動画】台灣での「サンフランシスコ講和条約」締結60周年大行進

投稿日:2011-09-10 - 投稿者(文責):mumeijin

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9月4日に決行された、台灣國家聯盟(總召集人・姚嘉文)主催のサンフランシスコ講和条約締結60周年記念「顧主權 愛和平」デモ行進には「「台灣中国、一辺一国」 「棄馬保台」「中華民国は流亡政府(亡命政府)だ」「住民自決、独立建国」といった幟や横断幕と共に908台灣國運動、獨立台灣会、台灣獨立建國聯盟、台灣基督長老教会、台灣聯合國協進會、台灣公義行動敎會、台灣教師聯盟、台灣團結聯盟、公投護台灣聯盟等の台灣派諸団体が加わり、1千余名がデモに参加したそうです。このデモには昨日9日に蔡英文民進党主席から副総統選候補に指名された蘇嘉全民進党秘書長らも参加(蘇秘書長は昨年11月の五大都市選、台中市長選で胡志強氏(国民党)の73万票に対して蘇嘉全氏が70万票近くを獲得、中国国民党の牙城で予想外の善戦で名を馳せた)しています。思わず魅入ってしまいました。寸劇の場面では台灣人が抱く日本(人)への負の心象の一面も。

デモ行進の趣旨には「1951年「対日講和条約」(サンフランシスコ講和条約)から60年この条約は国際法上「台湾の地位」の根拠としてカイロ会談での声明より優位にある。しかし馬英九氏によると「カイロ宣言」と「日華平和条約」により台湾は中華民国に返還されたという。馬氏は真実の歴史に背く虚説を強調し台湾人を騙している。国民にこの重要な歴史認識への理解不足を補う為に台灣國家聯盟が開催した講座は台中、宜蘭、高雄、台東等四ヶ所で開催され、最後、8月28日に台北市議会大講堂でこの講座は行われ、姚嘉文、黄昭堂、張炎憲、陳儀深、陳文賢、李明峻ら専門家がサンフランシスコ講和条約の台湾への影響を講義した」とも付言されていました。

*舊金山=旧金山=Old Gold Mountain=サンフランシスコ、日本語世代の方だろうか、旧日本軍軍帽を被った男性の姿も(11:40頃)

「舊金山和約」60周年大遊行:萬華火車站

「舊金山和約」60周年大遊行:西門站

「舊金山和約」60周年大遊行:演唱及演奏

「舊金山和約」60周年大遊行:行動劇&歡樂唱

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こちらは9月8日(木)に挙行された「908台灣國運動」での台灣國国旗掲揚の様子です。台北滞在中にお世話になった王獻極氏ら台灣國辦公室主催によるものです。

「TAIWAN NEXT 台灣國」第七屆升旗典禮

「中華民国」が金門・馬祖諸島にのみ領域が存在するという意味の事を先日書きましたが、もうひとつ、堂々「中華民国」は国際連合(United Nations)に残存しています。国連の設立根拠である国連憲章(1945年6月26日調印、同年10月24日発効)の第5章「安全保障理事会」【構成】第23条1項、これは安全保障理事会の常任理事国(英米仏中ロ)を規定している。そして1971年(昭和46)の国連脱退後も国連憲章の条文内において「中華民国」は安全保障理事会の常任理事国としてその名称を現在も残しているのである。

1.安全保障理事会は、15の国際連合加盟国で構成する。中華民国(The Republic of China)、フランス、ソヴィエト社会主義共和国連邦、グレート・ブリテン及び北部アイルランド連合王国及びアメリカ合衆国は、安全保障理事会の常任理事国となる(後略)

国連憲章(日本語版) 第5章
http://unic.or.jp/information/UN_charter_japanese/#entry05


河内長野市商工会青年部オフィシャルサイト