激動2.28の記録

投稿日：2010-03-03 - 投稿者（文責）：mumeijin

【台北市内の天候】
晴時々曇　気温最高24℃/最低19℃　平均気温20.9℃　湿度80％　

　龍山寺前、我々が日本人で有るというだけで、数多くの台湾の人達から握手と感謝の言葉と名刺を頂きました。そして横断幕等を広げていると拍手と歓声が…。感動の瞬間でした。

昨年５月に放送された、ＮＨＫジャパンデビュー『アジアの一等国』。あの制作者はこの龍山寺前広場で一体何を取材して来たのでしょうか？答えは出ています。あの制作者達は、台湾で何ひとつ観て来ていません。予め準備された筋書きに合致する情報だけを継ぎ接ぎしただけです。彼等は誠の心を持った日本人では有りません。この場で僕は肌身で台湾人の愛日感情を感じました。「日本はね、一番！№１！」「日本が懐かしいんですよ。」「僕らはね、日本国籍を返して欲しいんです。中華民国の国籍は厭なんですよ。」「日本はね、戦争には負けていないんですよ。嘘じゃないんですよ！本当なんですよ。」これは僕に語りかけてくださった御老人の言葉です。一体このような日本への激励と感謝の言葉を龍山寺前でどれだけ多くの台湾人の方々から掛けて頂いたことか。持参した日の丸の鉢巻を観て懐かしくて仕方なくどうしても欲しくなった年配の御婦人…。日本人が台湾人に謝る事が有るならば、彼ら同胞の日本人を、みなしごの様に見捨て塗炭の苦しみを味あわせた戦後の冷たい仕打ちに有るのですね。

日本人に勇気と誇りと感動を与えて下さる台湾の日本語世代の御老人達。あれ程の台湾人の愛日親日感情を視聴者から遮断し隠蔽したＮＨＫ。その根底に有る悪意と意図。とても薄ら寒いものを感じます。

　今回、主催者の方の計らいで、私達と現地でお手伝い下さった方々が日本からの応援者としてステージに登壇させて頂き、大勢の聴衆の前で挨拶をさせて頂きました。そして盛大な拍手を頂きました。この感動的な様子を動画で撮影が叶わなかった事は少し残念でした。皆さんにお見せしたかったです…。
ステージ上では民進党の邱義螢氏・李永得氏の両議員がステージ上でなかなかに熱い檄を飛ばしておられました。また後日、台灣團結聯盟黄昆輝主席が登壇されていた事を知りました。

その後、我々と現地協力者の方の三人で新光三越百貨台北駅前店前で一時間程、横断幕と日章旗・小柄な台湾独立旗を掲げ続けました。ビルの谷間で突風が吹く中、皆様本当に良く頑張られたと思います。龍山寺から地下鉄で台北駅に移動していた時も、車内で激励をされました「ありがとうございます」と日本語で。