ある台灣青年の願い

投稿日:2010-11-01 - 投稿者(文責):mumeijin

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先日ある青年から短いが、心揺さぶるメールが届きました。私信ですが許可を得てここで紹介します。日本で紹介する約束をしたからです。

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我的祖父癌症末期 他意識不清 一直日語 他的日本名字 他是日本人 我想不久的將來 他會追隨 昭和先皇陛下 回到大日本帝國

願台灣獨立建國必勝必成 我們必定再見 台灣老一輩的大和魂 將被我們繼承 以台灣魂的方式重新誕生

我祖父是東京私立城西中學卒業 大正十四年生

【日本語】
私の祖父は癌の末期症状です。もう意識不明のなか、
ずっと日本語で自分の日本の名字を話している。
祖父は日本人です。私は祖父がまもなく昭和先帝陛下を追って、大日本帝国のもとに還る事が出来ると思っています。

台灣独立建国を勝ち取り成就させたい。また必ず再会したい。台灣の前の世代が持っていた「大和魂」は私達に受け継がれています。今度は「台湾魂」という形で甦ったのです。

私の祖父は東京の私立城西中学卒業で大正十四(1925)年生まれです。


日本人として台灣で生まれ育ち、その後中国(中華民国)の支配下で苦難の時代を生きる事を余儀なくされた台灣の「元」日本人の方達。その御老人達の熱烈な愛日感情と「日本は悪くなかったんだよ」という我々への激励の言葉に接したとき、どこか自信を失い卑屈になった僕達日本人は怒涛の感動と共に、祖国への誇りと自信を強く感じるのです。
そして同時にかつて我々日本人の同胞であった良き隣人の存在を強く想起するのです。私はそうでした。


11月10日(水)追記
青年の御祖父様は11月8日(月)に御逝去されました。衷心より御悔み申し上げます。今はどうか安らかにお休みください。台灣建國應援團一同


河内長野市商工会青年部オフィシャルサイト