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台湾の香港系報道機関 TVBS(一般に親中メディアと見做されている)が、10月24日から28日に台湾人一千人を対象に行った輿論調査の結果、台湾の前途を意味する「台湾独立か中台統一か」という設問で、7割以上の台湾人は台湾独立を支持する結果となった。以下はNTBSを中心とした各種調査結果の概略である。
【輿論調査の設問】
◇中台統一を目標とする和平協議を受け入れるべきか?
受け入れるべきでない・・・67.9% 受け入れるべきである・・・17.2%
◇中台関係について
現状維持を支持・・・・・64% 台湾独立を支持・・・・・24% 中国との統一を支持・・・・7%
◇独立か統一かのニ択の場合
台湾独立を支持・・・・・71% 中国との統一支持・・・・18%
◇自身は台湾人か中国人か? 台湾人である・・・78% 中国人である・・・13%
◇馬英九総統による双十節(10月10日「中華民国」建国記念日)での以下の発言について 「両岸人民は同じ中華民族に属し、両岸関係は国際関係ではない(国と国との関係では無いの意)」
同意出来ない・・・66% 同意する・・・・・20%
◇民進党調査では、中国と台湾の関係で最も適切なものはどれかという質問で次の結果が出ている。
一辺一国・・・・・・・・・54.9% 特殊な国と国との関係・・・25.3% 一国両区・・・・・・・・・・9.8% 両岸一国・・・・・・・・・・2.5%
ここでいう「一国両区」とは両岸(中台)は「一つの中国は大陸地区と自由地区(台湾)に分かれる」という国民党による“説”である。両岸(中台)関係は国と国との関係でも中央と地方の関係でもない、という概念である。
また“台湾地区”と“大陸地区”の関係であるとする「両岸一国」論は聞きなれないが、これは「両岸(中台)は同じ中華人民共和国に属する」と考えられ「両岸一中(中台は一つの中国に属する)」論(2001年3月、銭其琛中国副首相発言「世界には一つの中国のみ存在する。大陸と台湾はともに一つの中国に属し、中国の主権と領土は不可分である」がルーツとなる)よりもさらに中国傾斜となる考え方であり、中国共産党が賈慶林・全国政治協商会議主席を通じて提唱した主張であるとのこと。
2002年8月、陳水扁前総統の発言「台湾中国、一辺一国」に由来する「一辺一国(台湾と中国はそれぞれ一つの国)」論を支持する意見が過半数を占めるなか、この様な主張が台湾人のなかで大勢を獲得されるとは到底思えないのである。
今回のこの種の輿論調査は時々行われているが、結果は台湾人の多くは台湾独立を希求するが、中国共産党を刺激すべきではないという「現実的な判断」から現状維持を消極的に支持する、というものに落ち着いている。しかしながら今回の台湾独立支持71%というのは過去最高の支持を得たようである。
参考記事:自由時報11月1日記事 「台灣指標民調:68%台灣人 拒絕統一的和平協議」
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台湾の香港系報道機関 TVBS(一般に親中メディアと見做されている)が、10月24日から28日に台湾人一千人を対象に行った輿論調査の結果、台湾の前途を意味する「台湾独立か中台統一か」という設問で、7割以上の台湾人は台湾独立を支持する結果となった。以下はNTBSを中心とした各種調査結果の概略である。
◇中台統一を目標とする和平協議を受け入れるべきか?
受け入れるべきでない・・・67.9%
受け入れるべきである・・・17.2%
◇中台関係について
現状維持を支持・・・・・64%
台湾独立を支持・・・・・24%
中国との統一を支持・・・・7%
◇独立か統一かのニ択の場合
台湾独立を支持・・・・・71%
中国との統一支持・・・・18%
◇自身は台湾人か中国人か?
台湾人である・・・78%
中国人である・・・13%
◇馬英九総統による双十節(10月10日「中華民国」建国記念日)での以下の発言について
「両岸人民は同じ中華民族に属し、両岸関係は国際関係ではない(国と国との関係では無いの意)」
同意出来ない・・・66%
同意する・・・・・20%
◇民進党調査では、中国と台湾の関係で最も適切なものはどれかという質問で次の結果が出ている。
一辺一国・・・・・・・・・54.9%
特殊な国と国との関係・・・25.3%
一国両区・・・・・・・・・・9.8%
両岸一国・・・・・・・・・・2.5%
ここでいう「一国両区」とは両岸(中台)は「一つの中国は大陸地区と自由地区(台湾)に分かれる」という国民党による“説”である。両岸(中台)関係は国と国との関係でも中央と地方の関係でもない、という概念である。
また“台湾地区”と“大陸地区”の関係であるとする「両岸一国」論は聞きなれないが、これは「両岸(中台)は同じ中華人民共和国に属する」と考えられ「両岸一中(中台は一つの中国に属する)」論(2001年3月、銭其琛中国副首相発言「世界には一つの中国のみ存在する。大陸と台湾はともに一つの中国に属し、中国の主権と領土は不可分である」がルーツとなる)よりもさらに中国傾斜となる考え方であり、中国共産党が賈慶林・全国政治協商会議主席を通じて提唱した主張であるとのこと。
2002年8月、陳水扁前総統の発言「台湾中国、一辺一国」に由来する「一辺一国(台湾と中国はそれぞれ一つの国)」論を支持する意見が過半数を占めるなか、この様な主張が台湾人のなかで大勢を獲得されるとは到底思えないのである。
今回のこの種の輿論調査は時々行われているが、結果は台湾人の多くは台湾独立を希求するが、中国共産党を刺激すべきではないという「現実的な判断」から現状維持を消極的に支持する、というものに落ち着いている。しかしながら今回の台湾独立支持71%というのは過去最高の支持を得たようである。
参考記事:自由時報11月1日記事
「台灣指標民調:68%台灣人 拒絕統一的和平協議」