「NHKこそが台湾人を侮辱し心に深い傷を与えた」JAPANデビュー裁判、東京高裁控訴審判決文(抄)

投稿日:2013-11-29 - 投稿者(文責):mumeijin

このエントリーをはてなブックマークに追加

.


本日、全二十四頁からなる東京高裁の判決文を一読、ここでのキーワードはいわゆる「人間動物園」という言葉である。制作者の濱崎憲一氏と島田雄介氏(共にNHK職員)らが「人間動物園」という言葉の使用に固執するあまり、台湾人を侮辱したという東京高裁の指摘は正しい様に思える。なお圧巻は判決文の次の個所である(文中の「原告」は「控訴人」に、「被告(NHK側)」は「被控訴人」と読みかえられている)。

(p20)
…以上によれば、控訴人の父親が日英博覧会の「人間動物園」で見世物として展示されたとする本件番組を被控訴人が放送したことは、控訴人の社会的評価を低下させ、その名誉を侵害するものとして、不法行為を構成するというべきである。本件番組は、日本の台湾統治が台湾の人々に深い傷を残したと放送しているが、本件番組こそ、その配慮のない取材や編集等によって、台湾の人たちや特に高士村の人たち、そして、79歳と高齢、無口だった父親を誇りに思っている控訴人の心に、深い傷を残したものというべきであり、これに上記認定のとおり、本件番組の内容や影響の大きさ等の一切の事情を斟酌すると、控訴人の被った精神的苦痛を感謝するには、100万円をもって相当というべきである。

(P3)
…「人間動物園」は、人間を動物として展示するということであり、「見せ物」とは次元を異にする概念であり、人種差別的なものである。被控訴人が日英博物会におけるパイワン族の展示を「見せ物」だというのなら、パイワン族集合写真の字幕を「見せ物」とすればよかったのである。「見せ物」では平凡すぎて番組の衝撃度が少ないから、あえて「人間動物園」としたところに、被控訴人の主張の破綻がある。被控訴人は、この二つの言葉を使い分けて、パイワン族の一員である控訴人の父親を侮辱するとともの、その子らをも侮辱したのである。

(P9)
…これまでと同様に、島田(雄介ディレクター)において、分の考えに合致する内容の番組を作ることにばかり目が向いていたため、違法とまではいえないものの、基本を怠ったことは明らかであろう

(P17)
…実際に、当時は、まだ「人間動物園」という言葉はなかったのであって、後に、「人間動物園」というレッテルを貼ることによって、その問題点が強調され、議論すべき事柄は明確になるものの、他方において、そのレッテルをはられる事によって、その展示の対象とされた者は、人々の好奇心を満たす軽い見せ物(判決文には「歌舞伎、演劇、スポーツも一種の見せ物である」との注釈有)であったはずなのに、人間ではなく、動物と同じように扱われていたのではないか、との意味をも含むこととなり、結果的に、その対象とされた者の人間としての人格をも否定することにつながりかねないところに、この「人間動物園」という言葉の過激性がある(略)一部の学者が唱えている「人間動物園」という言葉に飛びつき、その評価も定まっていないのに(略)これを本件番組の大前提として採用し、上記のパスカル・ブランシャールを番組の随所に登場させて(略)1910年の日英博覧会に志と誇りをもって出向いたパイワン族の人たちを侮辱しただけでなく、好意で取材に応じた控訴人を困惑させて侮辱(後略)…

パイワン族
NHKにより「人間動物園」というキャプションが付けられてしまった写真
東京高裁は、このNHKの表現を「深刻な人種差別的表現」であることを認めた。


12/3(火)10:30~11:10には、三宅博衆議院議員(日本維新の会)が総務委員会において「NHK問題」についての質問を行うとの事。

嘘を土台にして作られたNHKスぺシャル、それを制作放送したNHKは敗訴事実を、昨日「ニュース7」内で2分ほど報道してはいるが、それ以降はどうなのだろうか。本来であればNHKはここで訂正、検証番組を放送すべきであると思うのだが。その際にはぜひ「日台戦争」という“過激”“珍妙”な言葉についても納得出来る解説をして頂きたい。
.

⇒『東京高裁控訴審判決 判決文全文』はこちらから閲覧可能。
http://www.ch-sakura.jp/sakura/NHKappealcourtdecision.pdf

__


【東京都渋谷区】NHK解体連続抗議行動

【期日】
平成25年11月30日(土)※雨天決行

【時間】
13時00分(~15時00分)

【集合場所】
NHK放送センター・テーマパーク入口前(イチョウ並木通り)

※国旗以外の旗類・拡声器の持込はご遠慮下さい。。※プラカード持参可(ただし、民族差別的なものは禁止)

【主催】
NHKの根性を叩き直す日本国民の会

【協賛】
頑張れ日本!全国行動委員会

【連絡先】
TEL 03-5468-9222


【緊急告知】緊急国民行動・NHKは国民に謝罪せよ![桜H25/11/29]

◆NHK 一万人・集団訴訟 控訴審 - 画期的判決!原告の主張が認められました!

11月28日(木)結審となった NHK「JAPANデビュー」一万人集団訴訟・控訴審にて、番組「アジアの“一等国”」の内容がパイワン族の出演者・高許月妹さんへの名誉毀損に当たるとして、NHK に対し100万円の支払いが命じられました!

視聴者等への損害賠償については棄却されたものの、その心情は理解出来るという説明もなされました。
メディアの横暴を許してしまう司法判断が続いてきた中、番組内容が事実と史実に反しているとする原告の主張を全面的に認め、且つNHKの姿勢を厳しく糾弾する画期的な判決となりました。

【東京都渋谷区】緊急国民行動 NHK は国民に謝罪せよ!
― NHK 集団訴訟 高裁判決 勝利!―

【期日】
平成25年11月30日(土)※雨天決行

【時間】
14時30分~

【集合場所】
NHK放送センター西口前 (井の頭通り沿い)

※プラカード持参可(ただし、民族差別的なものは禁止)
※国旗以外の旗類・拡声器の持込はご遠慮下さい。

【主催】
頑張れ日本!全国行動委員会

【連絡先】
頑張れ日本!全国行動委員会
TEL 03-5468-9222

【緊急報告】NHK一万人集団訴訟控訴審報告会[桜H25/11/29]
http://www.youtube.com/watch?v=008n3eCxzbY&feature=youtube_gdata


河内長野市商工会青年部オフィシャルサイト