【紹介】ハダ氏と家族を釈放せよ!中国政府の南モンゴル民族弾圧に世界同時抗議

投稿日:2011-01-13 - 投稿者(文責):mumeijin

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ハダ氏と妻子の写真。
ハダ氏は1996年、モンゴル族の人権活動グループとの関与から、スパイ罪などの容疑で懲役15年の判決を受け、政治犯として服役。先月10日に刑期を終える予定となっていた。しかし ニューヨークで活動する人権団体「南モンゴル人権情報センター」によると、中国当局はハダ氏釈放の直前、同氏の妻と息子を拘束。現在三人の安否が不明となっている。
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【画期的出来事】
2011年1月8日 東京麻布・中国大使館前
「内モンゴル人民党」と「モンゴル自由連盟党」の二つの南モンゴルの政党が党派の立場­を超えて連携して中国共産党政府に抗議行動を実施するという画期的な出来事となった。

2010年12月10日に無実の罪による15年の刑を満了して釈放された筈の南モンゴ­ル(内モンゴル自治区と言う名の植民地)の人権活動家ハダ氏とその家族が行方不明にな­っている事に対して中国大使館への世界同時の抗議活動が行われた。

【主催】内モンゴル人民党/モンゴル自由連盟党/南モンゴル人権情報センター
【後援】中国民族問題研究会/日本ウイグル協会/台湾研究フォーラム/南モンゴル応援ク­リルタイ
【協力】頑張れ日本!全国行動委員会
【動画】mahorobajapan 

  

内モンゴル人民党HP
http://www.innermongolia.org/

モンゴル自由連盟党HP
http://www.lupm.org/japanese/index.htm

南モンゴル人権情報センター
http://www.smhric.org/index.htm

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【関連書紹介】
発行元が岩波書店ですが、この著作は文革期の内モンゴルを著述した非常な労作です。


〇『墓標なき草原 (上) -内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録-』
楊海英(オーノス・チョクト)著 岩波書店 平成21年刊 

(本書より)
他に先駆けて文革の火蓋が切られた内モンゴルでは、かつて日本時代に教育を受けた者たちが、「内モンゴル人民革命党」一派として粛清された。さらに階級闘争論によって、漢族による草原の開墾とモンゴル族の迫害が正当化され、家畜と遊牧地は奪われ、モンゴル人への殺害がエスカレートしていった。戦慄の悲劇を招いた内モンゴルの文革。その要因と拡大化の実態を、体験者の証言を軸に克明にたどる。対日強力者はなぜ民族分裂主義者に仕立てられたのか。 
 

〇『墓標なき草原 (下) -内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録-』

楊海英(オーノス・チョクト)著 岩波書店 平成21年刊

(本書より)
対日協力者が粛清されるや、革命聖地の延安出身のモンゴル人共産主義者までもが、「民族分裂主義者」として弾圧の標的となり、災厄はさらにその家族や係累へと及んだ。内モンゴルに大量の漢族移民が送り込まれ、粛清はより組織的かつ残忍なものとなり、草原は荒れた砂漠と化していく。やがて内モンゴルの文革は、一人のモンゴル人が「内通者」の罪人に仕立てられ結末を迎える。巨悪は闇に葬られ、恐怖の現実は忘却され、語ることすら許されない歴史。


河内長野市商工会青年部オフィシャルサイト