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[記録]蔡英文総統就任~演説概要(下)~

投稿日:2016年05月23日 - 投稿者:mumeijin(文責)

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第十四任總統副總統就職慶祝大會》PART4

総統就任日に総統府やケタガラン大道(凱達格蘭大道)周辺で行われた台湾史を演じたパレード。
台湾民主改革の過程の寸劇とともに、滅火器(消火器の意、バンド名)による『島嶼天光(この島の夜明け)』が演奏される。

滅火器樂團『島嶼天光』に関しては→http://ilha-formosa.org/?p=35712


骨子


【地域の平和で安定した発展と両岸関係】

4つ目は、地域の平和で安定した発展と両岸関係の適切な処理だ。過去30年、アジアも世界も変動が最も激しい時期だった。世界と地域の経済の安定、集団的な安全も、各国政府がますます関心を持つ課題だ。

台湾は地域の発展の中で、一貫して欠かせない重要な役割を担ってきた。だが、近年、地域の情勢は急激に変動している。台湾が自らの実力と交渉カードを活 用し、地域の関係に積極的に参与していかなければ、取るに足らない存在となり、ひいては周辺化され、未来の自主権を失いかねない。

危機はあるが転機もある。台湾の現段階の経済発展は、地域の多数の国家と高度に関連し相互に補完している。経済発展の新たなモデルを築く努力で、アジアさらに はアジア太平洋地域の国家と協力し、未来の発展戦略を共同で形作れれば、地域の経済のイノベーション、構造調整、永続的な発展に積極的に貢献できるだけで なく、地域内の構成員と緊密な『経済共同体』意識を打ち立てることができる。

他国と資源、人材と市場を共有し、経済規模を拡大して資源を有効利用する。『新南向政策』はこの精神に基づいている。科学技術、文化と経済貿易な どの各レベルで、地域の構成員と幅広い交流と協力を行う。東南アジア諸国連合(ASEAN)とインドとの多元的な関係を増進する。このため、対岸(中国) とも地域の発展に共同で参与する関連の議題について、率直に意見交換し、各種の連携と協力の可能性を探る。

積極的な経済発展と同時に、 アジア太平洋地域の安全保障情勢もますます複雑化し、両岸(中台)関係も地域の平和と集団的な安全保障体制を築く重要な一部分となっている。この構築の過程に、台湾は「確固たる平和の守護者」として積極的に参与し、絶対に欠席しない。両岸関係の平和と安定維持に全力を尽くす。(台湾)内部の和解促進に努力 し、民主的メカニズムの強化と合意形成で、対外的に一致した立場を形作る。

対話と意思疎通は、目標を達成する上で最も重要なカギだ。台湾はまた「平和に向け積極的に意思疎通を図る者」となり、関係する各方面と常態化し緊 密な意思疎通メカニズムを築く。常に意見交換し、誤った判断を防ぎ、相互の信頼関係を築き、紛争を効果的に解決する。平和原則と利益共有の原則を守り、関連の争議を処理する。

私は中華民国憲法に基基づき総統に当選し、中華民国の主権と領土を守る責任がある。東シナ海と南シナ海問題に対し、争議を棚上げし共同開発すべきだと主張する。

両岸の対話と意思疎通では、現有のメカニズムの維持に努める。1992年、両岸の両会(双方の窓口機関)が相互理解と求同存異(共通点を求めて相違点を 残す)という政治的な考え方を守って協議を行い、若干の共同の認知と了解に達した。私はこの歴史の事実を尊重する。92年以降、20余年の双方の交流と協 議の積み重ねで形成された現状と成果を、両岸は共に大切にし守るべきであり、この既存の事実と政治的基礎の上で、両岸関係の平和で安定した発展を推進し続けるべきだ。新政権は、中華民国憲法、両岸人民関係条例およびその他関連の法律に基づき、両岸の事務を処理する。両岸の2つの政権党は過去の重荷を下ろ し、良性の対話を進め、両岸の人々に幸福をもたらすべきだ。

私が述べた既存の政治的基礎には、いくつかの重要な要素がある。第1に、1992年に両岸の両会による会談という歴史の事実と求同存異という共同の認 知。これが歴史の事実だ。第2に、中華民国の現行の憲政体制。第3に、両岸の過去20余年の協議と相互交流による成果。第4に、台湾の民主主義の原則と普遍的な民意だ。

【外交と世界的な課題】

5つ目は、地球市民の責任を果たし、外交と世界的な課題で貢献することだ。台湾を世界に踏み出させる一方、世界を台湾に呼び込む。

(式典)会場には各国から来た多数の元首と使節団がいる。長期にわたり台湾を助け、台湾が国際社会参与する機会を持てるようにしてくれたことに感謝す る。今後も政府間交流や企業投資、民間協力の各種方式で、台湾が発展した経験を共有し、友好国との間に永続的なパートナー関係を築いていく。

台湾は地球市民社会の模範生だ。民主化以降、平和、自由、民主と人権という普遍的な価値を堅持してきた。この精神を守り、世界的な課題に関する 『価値の同盟』に加わる。引き続き米国、日本、欧州を含む友好的な民主主義国家との関係を深化させ、共通の価値観の基礎の上に、全方位の協力を推進する。

国際経済貿易協力とルール策定に積極的に参加し、世界の経済秩序を守り、重要な地域的経済貿易体系に加入する。地球温暖化防止や気候変動の課題でも欠席 しない。行政院に、エネルギーとCO2排出削減に専門で取り組む部署を設置し、COP21パリ協定の規定に基づき、定期的に温室効果ガスの削減目標を検討し、友好国と手を取り、共同で持続可能な地球を守る。

人道救助、医療支援、疾病の予防と研究、対テロ協力、国際犯罪の共同捜査を含む地球規模の新たな課題での国際間協力を支持し、参加し、台湾を国際社会に不可欠なパートナーとする。

【結び】

1996年の台湾初の総統直接選から今日までちょうど20年。過去20年、何代もの政府と市民社会の努力で、多くの新興民主国が直面する難関を越えてきた。この過程で、多くの感動的な瞬間と物語があったが、世界の他の国と同様、焦りや不安、矛盾と対立を経験した。

われわれは社会の対立を目にしてきた。進歩と保守の対立、環境と開発の対立、そして政治的イデオロギーの対立。対立は、かつて選挙時の動員のエネルギーとなったが、対立により、われわれの民主主義は徐々に問題解決の能力を失った。

民主主義は一つの過程だ。どの時代の政治家も、その肩に負うべき責任を明確に認識すべきだ。民主主義は前進するが、後退する可能性もある。私はここに立 ち、皆さんに訴えたい。後退はわれわれの選択肢ではない。新政権の責任は、台湾の民主を次の段階に推し進めることだ。以前の民主は選挙の勝敗だったが、現 在の民主は人々の幸福に関するものだ。以前の民主は2つの価値観の対立だったが、現在の民主は異なる価値観の対話だ。

以上は産経ニュースからの転載

http://www.sankei.com/world/news/160522/wor1605220021-n1.html


 

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