ある記事-台灣から青森県黒石市へ農業宿泊体験に-

投稿日:2011-08-22 - 投稿者(文責):mumeijin

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  台湾から黒石へ震災後初の海外客  
 
 台湾・高雄市からの旅行客24人が21日、農業宿泊体験(グリーンツーリズム)参加のため、黒石市を訪れた。県内では東日本大震災の発生以来、福島第1原発事故の風評被害などで、海外からのグリーンツーリズム参加が途絶えていた。受け入れ農家は「ようやく海外から来てくれた」と喜んだ。
 一行は、台湾の旅行会社のツアーに参加した9~84歳の男女。県内のグリーンツーリズム関係団体でつくる「アジアからの観光客誘致推進協議会」(会長・水尻美喜穂十和田農業体験連絡協議会長)の働き掛けで、北海道旅行に向かう途中、黒石市でのグリーンツーリズムに参加することになった。
 同協議会によると、県内では2010年の1年間で、海外から約200人がグリーンツーリズムに参加したが、原発事故後はキャンセルが相次いでいた。
 同市の津軽伝承工芸館で行われた入村式では、地元の受け入れ農家でつくるNPO法人「くろいし・ふるさと・りんご村」の千葉心理事長が「この地域は放射能の影響はなく、外国からたくさんのお客さんに来てもらうことで、われわれも元気づけられる」とあいさつ。
 受け入れ先となる同市山形地区の4農家の人たちが自己紹介し、参加者を歓迎した。
 一行は23日まで、5~6人ずつに分かれて農家に宿泊。リンゴ畑の草取りやアップルパイづくりなどを体験する。
 参加者の一人で、ケーブルテレビ局のアナウンサーをしているという李明忠(リ・ミンチョン)さん(60)は取材に対し「台湾でも青森のリンゴはとても有名。原発事故の影響は心配だけど、安全だと信じている。台湾で日本は安全だと広めたい」と話した。
東奥日報電子版 平成23(2011)8月21日(日)
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2011/20110821203431.asp?fsn=eb33f76037153e93cde084f7e7644d6f

 

 

 上記の円グラフは国土交通省観光庁が、「毎年、観光の状況及び政府が観光に関して講じた施策を取りまとめ、国会に報告している」という観光白書。http://wwwwp.mlit.go.jp/hakusyo/syoListDetailAction.do?syocd=npcc201001&dtailflg=M&first_page=3&t22_id=&searchFlg=off&ass_flag=true&seld
spnm=&syoclscd=all&docclscd=all&keyw1=&keyw2=&keyw3=&keyw4=&operator1=AND
&operator2=AND&operator3=AND&SYOname=&gengo_from=
Y&nendo_from=&gengo_to=Y&nendo_to=&dispcount=10&cur_page=1&highlight_search_
flag=off&newkeyw


 我が国が観光立国を進め、その政策実現の根本資料として精緻に分析がなされており、上の円グラフはその平成22年版所収「図II-1-2-8 上位12か国 州別・国・地域別訪日外国人旅行者の割合(平成21年) 」です。

 これによると平成21年での訪日外国人旅行者数は679万人で、その7割がアジアからの旅行者。この数字は圧倒的です。そしてアジアに限定すると2割が台灣からの観光客ということになります。また海外からの観光客が一番多く来日する月は12月、次に11月。逆に一番少ないのが2月、次に6月なのだそうです。一方、この年の日本人海外旅行者数は1,545万人となっています。


(上)「都道府県別外国人延べ宿泊者数」。外国人旅行者で一番多い韓国がなぜかここでは四位に後退しています。これは韓国人は日本滞在時にホテル・旅館利用以外に日本在住の親族・友人宅等で宿泊する事が多いからだと考えられているようです。
(下)「都道府県別外国人延べ宿泊者数」グラフ(単位万人)。
余りに冷厳な結果です。東京での宿泊者数が突出しています。今回の青森県は外国人観光客の宿泊というのは大変少なく、地方特に四国や山陰地方もまた顕著です。

河内長野市商工会青年部オフィシャルサイト