◇Welcome to Japan 来日歓迎◇ラビア・カーディル世界ウイグル会議総裁◇

投稿日:2013-06-21 - 投稿者(文責):mumeijin

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(右)
『ウイグルの母 ラビア・カーディル自伝   -中国に一番憎まれている女性-』
平成21年(2009) ランダムハウス講談社刊

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産経新聞 『習政権「さらに抑圧的に」 世界ウイグル会議議長』6/20
中国から亡命したウイグル人の組織を束ねる「世界ウイグル会議」(本部ドイツ・ミュンヘン)のラビア・カーディル議長は20日、都内の日本外国特派員協会 で記者会見し、「習近平政権発足後、(少数)民族政策は以前よりも厳しくなっている」と述べ、「漢族ナショナリズムの増大で、チベットやウイグルへの抑圧 が強まっている」と指摘した。議長は30日までの日本滞在中、各地で講演する。

テレビ朝日ニュース『ウイグル民主化指導者来日 中国政府に抑圧停止訴え』6/20
自治権の拡大を巡り、中国政府と衝突を繰り返している新疆ウイグル自治区の民主化運動の指導者が、都内で開かれた講演会で、政府による抑圧の停止を訴えました。
イスラム教徒が多い新疆ウイグル自治区では、漢民族に対する少数民族の反感が根強く、今年4月にも衝突事件が発生し、双方の21人が死亡したとされてい ます。「ウイグルの母」と呼ばれ、現在、アメリカに亡命しているラビア・カーディル氏(67)は、「インターネットで宗教を宣伝しただけで無期懲役の刑を 受ける」と抑圧の実態を説明しました。さらに、「3月には新しい政権に対話を呼びかけたが、回答は弾圧だった」として、習近平体制に対する失望感を示しま した。中国政府はカーディル氏を、新疆ウイグル自治区での分裂活動を扇動しているとして、名指しで非難しています。

朝日新聞 『習体制「民族政策、より厳しく」世界ウイグル会議主席』6/21
亡命ウイグル人組織「世界ウイグル会議」のラビア・カーディル主席が来日し、20日、東京都内で記者会見した。習近平(シーチンピン)国家主席の就任後、「中国政府の民族政策は以前より厳しくなった」と批判した。新疆ウイグル自治区では4月に警官とウイグル人らの大規模な衝突が起き、21人が死亡している。
記者会見でカーディル氏は、警察や特殊部隊が多くのウイグル人をテロ対策の名の下に殺害する一方で、漢民族を自治区内に大勢移住させるなど、ウイグル人の弾圧を進めているとして、厳しく批判した。カーディル氏は習政権との対話を求めてきたというが、実現していないという。
カーディル氏は「経済的関係のため、中国の行動に沈黙していれば、いずれ各国は私たちと同じ苦しみを味わうことになる。何でもできるとばかりにウイグル 人らを弾圧する中国のやり方は、次の対象はあなたの国だ、ということだ」と述べた。その上で「各国は国際ルールや人権の観点から、中国に対して行動を起こ すべきだ」と主張した。

NHK 『世界ウイグル会議代表 習政権を批判』6/20
中国国外で暮らすウイグルの人たちで作る団体=「世界ウイグル会議」の代表、ラビア・カーディル氏は20日、都内で記者会見し、「中国国内では、宗教や文化の規制によってこれまでで最もひどい人権侵害が行われている」として習近平政権を強く批判しました。
支援団体の招きで19日から日本を訪れている「世界ウイグル会議」の代表、ラビア・カーディル氏は20日、東京・千代田区で記者会見しました。
この中でラビア氏は最近の中国国内の状況について、「新疆ウイグル自治区ではウイグル族の若者が集まっただけで不当に拘束されたり、当局が発砲して殺害されたりしている」と指摘しました。
そのうえで、「習近平政権はウイグル族が信仰するイスラム教や文化を規制しており、これまでで最もひどい人権侵害が行われている」と述べて、中国の少数民族に対する政策を強く批判しました。
中国政府は、ラビア氏が新疆ウイグル自治区を中国から分離独立させようと扇動しているとして名指しで非難しており、ラビア氏の入国を認めた日本政府に対する反発が予想されます。


以上はラビア・カーディル(Rabiye Qadir)総裁来日に関する各メディアによる記事であるが、ここでNHKのある特徴を指摘しておきたい。

中国共産党が「祖国分裂主義者」「テロリスト」と名指し、批判する人物にはチベットの14世ダライ・ラマ法王、台灣の李登輝元総統そしてこの度のラビア・カーディル
総裁らがいるが、今回当然な事であるが日本政府はラビア・カーディル総裁に対し査証を発給している。そしてNHKであるが彼等の日本入国を報道する際に必ず次の様な文言を記す。

「中国政府は、ラビア氏が新疆ウイグル自治区を中国から分離独立させようと扇動しているとして名指しで非難しており、ラビア氏の入国を認めた日本政府に対する反発が予想されます」

ここでNHKは産経や朝日ですら言わない事を客観記事を装いながら語るのである。ダライ・ラマ法王来日の際には、上文のラビア氏をダライ・ラマ法王、「新疆ウイグル」をチベットと置き換えているのである。

(A)「
中国政府は、ラビア氏が新疆ウイグル自治区を中国から分離独立させようと扇動しているとして名指しで非難
(B)「日本政府に対する反発が予想されます」


(A)においてはわざわざ中国共産党政府の主張を語り、(B)では中国共産党が何も言う前から中国の出方を忖度する訳である。

公共報道機関としていかにもあざとい態度である。
日本の報道機関であるならば中国の日本に対する度重なる内政干渉の数々こそをNHKスペシャルで特集を組むべきではないか。
NHKの中国に対する事大主義的態度は目を覆う者が有る。


NHK会長は訪中すると公賓待遇を受ける。又CCTV(中国中央電視台)日本支局がNHK渋谷放送センター内に所在する事とNHKが常に中国共産党に対して一歩引いた報道うをする事は決して無関係ではない。何らかの干渉が有るか、もしくは配慮が働いている。

今後も独裁国家中国の提灯持ちに勤しむNHKに対しては国民による監視が必要である。

なお14世ダライ・ラマ法王は平成元年(1989)ノーベル平和賞受賞、ラビア・カーディル世界ウイグル会議総裁は過去にノーベル平和賞受賞候補者となっており、李登輝元総統は国民党一党独裁下台灣民主化の推進者である。彼等は中国が主張する「テロリスト」と真逆の人物である事は言うまでもない。

またラビア・カーディル総裁は昨年東京都による尖閣諸島購入の募金「東京都尖閣諸島寄附金」の呼びかけに対して10万円を寄付している。(2012/5/18、産経新聞報道による)


ラビア・カーディル世界ウイグル会議総の来日は、昨年(2012年)5月に東京で開催された世界ウイグル大会に出席して以来。
今回のラビア・カーディル総裁は6/21~6/29迄の間、東京、札幌、大阪、名古屋、那覇を講演の為訪問する。それらの活動詳細については下記を御参照の事。

○世界ウイグル会議 ラビア・カーディル(Rabiye Qadir)総裁来日(6/21~29)
http://ilha-formosa.org/?p=27412

【追記】
イリハム・マハムティ(Ilham Mahmut)日本ウイグル協会会長によると

「今日(6/21)ラビヤ カーディル総裁が札幌で講演会行うことを知った中国大使館が大阪領事館の副総領事クンドズ ユスフを札幌に派遣して札幌在住のウイグル人たちを強制的に集めてバーベキューやったそうです、汚い国の汚いやりかたのもう一つの証拠です」
とのこと。


河内長野市商工会青年部オフィシャルサイト