本稿は、台湾研究フォーラム会長・永山英樹氏のブログ『台湾は日本の生命線』8月18日条の転載である。日本オリンピック委員会(JOC)による台湾人差別の実態が記録されている貴重な記録と思われる。台湾人差別を繰り返す、JOCへ抗議を!
八月十九日から学生のオリンピック」こと第二十九回ユニバーシアード競技大会を盛大に開催し、世界の注目を集めることとなる台湾台北市だが、日本五輪委員会(JOC)はこれにいったい何の怨みがあるというのか!
いったい何の怨みがある?ユニバーシアードの開催地である台湾を侮辱するJOCに台湾人の間から抗議の声が! .
そのHPで競技大会を報じる際、開催地名として「台湾台北市」を「チャイニーズ・タイペイ・台北」「チャイニーズ・タイペイの台北」などと勝手に改竄しているのである。 (リンク先の一番下を参照)
台湾併呑を目論む中国に迎合する国際五輪委員会(IOC)のルールによれば、台湾の五輪委員会は「チャイニーズ・タイペイ五輪委員会」と名乗らざるを得ず、台湾の選手もその五輪委の名称の下でしか五輪など国際スポーツ大会に参加できないが、JOCはさらに一歩進み、台湾という地名をも「チャイニーズ・タイペイ」と書き換えた訳だ。
中国に配慮するあまりの台湾侮辱である。
ある日本在住の台湾人が先頃、訂正をお願いすべくJOCに電話を掛け、「チャイニーズ・タイペイは五輪委員会の名としてIOCに登録されているのであり、地名としてではない」と訴えたのだが、向こうは「登録された名称を使っているだけ」の一点張り。そして最後は一方的に電話を切られたとか。自分たちの行いが誤りであることを、JOCは明らかに知っている訳だ。
他方、在日台湾同郷会の王紹英会長はこの件に関して声明文を発表。以下にその全文を掲げよう。祖国の存在を故なく否定された台湾人の悔しさが伝わってくるはずだ。
■台湾の呼称に関するJOCの誤表記に対する声明
2017年8月17日 在日台湾同郷会 会長 王 紹英
我々の故郷、台湾では8月19日から第29回ユニバーシアード競技大会が開幕しますが、その開催都市である台北市について、公益財団法人日本オリンピックンピック協会のホームページは「チャイニーズ・タイペイ台北市」と表記しています。 これは「台湾台北市」を書き換えたものですが誤表記であり、改竄です。 たしかに台湾のオリンピック委員会は、中国の圧力を受ける国際オリンピック委員会(IOC)の規定に従い、「チャイニーズ・タイペイオリンピック委員会」と名乗らざるをえませんが、しかし地名としての「チャイニーズ・タイペイ」を押し付けられ、「台湾」の名を否認されなければならない理由はないのです。 「台湾」は単なる地名ではありません。国名の代わりとして世界に通用する呼称なのです。それを否定することは台湾の存在の否定であり、私達台湾人に対する侮辱であり、人権侵害です。 またこの誤表記を見た日本人は、「チャイニーズ・タイペイ」が正式な呼称と誤解しかねません。 先頃台北市が発行したユニバーシアードの英文パンフレットは、国際大学スポーツ連盟(FISU)の指導を受けて台湾を「チャイニーズ・タイペイ」と表記し、世論の猛反発を受けて「台湾」へと書き改めました。 JOCもそれと同じように、「台湾」へと改めるべきです。私達は台湾出身者としてそれを強く求めます。
台湾の最大手紙自由時報もこの声明文を大きく報道した→中華台北台北市 日奧委會網站拒更正 .
そしてそれにより、ネット上ではJOCに訂正要求のメールを送ろうとの呼びかけもなされている(一人一信,抗議日本JOC網站將台灣列名為中華台北(台湾は台湾!JOCにmailを)
ただし国に媚びるためなら台湾侮辱も厭わないJOCだ。台湾からの抗議など無視することだろう。 ただこうした抗議は、日本人こそが行うべきだと思うが、どうだろう。
ちなみにJOCは、日本バスケット協会など国内競技連盟にも台湾という地名を「チャイニーズ・タイペイ」と書き換えるよう指導しているようでもある。とにかく日本の恥さらしだ。親日国家の人々をここまで怒らせるとは。
■JOCに「チャイニーズ・タイペイ」の表記を「台湾」に正すよう求めよう!
公益財団法人日本オリンピック委員会 〒150-8050 東京都渋谷区神南1-1-1 岸記念体育会館内 電話:03-3481-2298 メール:https://www.joc.or.jp/general/inquiry/
本稿は、台湾研究フォーラム会長・永山英樹氏のブログ『台湾は日本の生命線』8月18日条の転載である。日本オリンピック委員会(JOC)による台湾人差別の実態が記録されている貴重な記録と思われる。台湾人差別を繰り返す、JOCへ抗議を!
八月十九日から学生のオリンピック」こと第二十九回ユニバーシアード競技大会を盛大に開催し、世界の注目を集めることとなる台湾台北市だが、日本五輪委員会(JOC)はこれにいったい何の怨みがあるというのか!
いったい何の怨みがある?ユニバーシアードの開催地である台湾を侮辱するJOCに台湾人の間から抗議の声が!
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そのHPで競技大会を報じる際、開催地名として「台湾台北市」を「チャイニーズ・タイペイ・台北」「チャイニーズ・タイペイの台北」などと勝手に改竄しているのである。
(リンク先の一番下を参照)
台湾併呑を目論む中国に迎合する国際五輪委員会(IOC)のルールによれば、台湾の五輪委員会は「チャイニーズ・タイペイ五輪委員会」と名乗らざるを得ず、台湾の選手もその五輪委の名称の下でしか五輪など国際スポーツ大会に参加できないが、JOCはさらに一歩進み、台湾という地名をも「チャイニーズ・タイペイ」と書き換えた訳だ。
中国に配慮するあまりの台湾侮辱である。
ある日本在住の台湾人が先頃、訂正をお願いすべくJOCに電話を掛け、「チャイニーズ・タイペイは五輪委員会の名としてIOCに登録されているのであり、地名としてではない」と訴えたのだが、向こうは「登録された名称を使っているだけ」の一点張り。そして最後は一方的に電話を切られたとか。自分たちの行いが誤りであることを、JOCは明らかに知っている訳だ。
他方、在日台湾同郷会の王紹英会長はこの件に関して声明文を発表。以下にその全文を掲げよう。祖国の存在を故なく否定された台湾人の悔しさが伝わってくるはずだ。
■台湾の呼称に関するJOCの誤表記に対する声明
2017年8月17日
在日台湾同郷会
会長 王 紹英
我々の故郷、台湾では8月19日から第29回ユニバーシアード競技大会が開幕しますが、その開催都市である台北市について、公益財団法人日本オリンピックンピック協会のホームページは「チャイニーズ・タイペイ台北市」と表記しています。
これは「台湾台北市」を書き換えたものですが誤表記であり、改竄です。
たしかに台湾のオリンピック委員会は、中国の圧力を受ける国際オリンピック委員会(IOC)の規定に従い、「チャイニーズ・タイペイオリンピック委員会」と名乗らざるをえませんが、しかし地名としての「チャイニーズ・タイペイ」を押し付けられ、「台湾」の名を否認されなければならない理由はないのです。
「台湾」は単なる地名ではありません。国名の代わりとして世界に通用する呼称なのです。それを否定することは台湾の存在の否定であり、私達台湾人に対する侮辱であり、人権侵害です。
またこの誤表記を見た日本人は、「チャイニーズ・タイペイ」が正式な呼称と誤解しかねません。
先頃台北市が発行したユニバーシアードの英文パンフレットは、国際大学スポーツ連盟(FISU)の指導を受けて台湾を「チャイニーズ・タイペイ」と表記し、世論の猛反発を受けて「台湾」へと書き改めました。
JOCもそれと同じように、「台湾」へと改めるべきです。私達は台湾出身者としてそれを強く求めます。
台湾の最大手紙自由時報もこの声明文を大きく報道した→中華台北台北市 日奧委會網站拒更正
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そしてそれにより、ネット上ではJOCに訂正要求のメールを送ろうとの呼びかけもなされている(一人一信,抗議日本JOC網站將台灣列名為中華台北(台湾は台湾!JOCにmailを)
ただし国に媚びるためなら台湾侮辱も厭わないJOCだ。台湾からの抗議など無視することだろう。
ただこうした抗議は、日本人こそが行うべきだと思うが、どうだろう。
ちなみにJOCは、日本バスケット協会など国内競技連盟にも台湾という地名を「チャイニーズ・タイペイ」と書き換えるよう指導しているようでもある。とにかく日本の恥さらしだ。親日国家の人々をここまで怒らせるとは。
■JOCに「チャイニーズ・タイペイ」の表記を「台湾」に正すよう求めよう!
公益財団法人日本オリンピック委員会
〒150-8050 東京都渋谷区神南1-1-1 岸記念体育会館内
電話:03-3481-2298
メール:https://www.joc.or.jp/general/inquiry/