台灣紙が報じた東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)

投稿日:2011-04-16 - 投稿者(文責):mumeijin

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自由時報・蘋果日報(Apple Daily)は台灣で発行部数で一位・二位を占める新聞。記者以外にも一般人の投稿が比較的多く掲載されており面白い。記事は嘉義市在住の先輩が送付して下さりました。ここに御礼申し上げます。現在未整理の状態です。
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 記事中には、「武士道精神」「櫻花精神」という言葉が多用されています。台灣の方々が日本人を表する際にこういった表現をされる事に何ともいえず面映ゆい気持ちになります。
これらを幾つか紹介が出来ればと思っています。下の投稿記事の著者は元教師 郭春梅さん。その見出しは「見證日本精神(日本精神を目撃証言する)」となっている。文中「日本支援の為に、日本への旅行をキャンセルする必要はない」と冷静に著述されておられます。



自由時報電子版:http://www.libertytimes.com.tw/2011/new/mar/25/today-o10.htm

鏗鏘集(コウソウシュウ)「日本人」

 中国時報は台灣の中国寄り新聞で一般に反日的傾向のあるメディアとされていますが、産経新聞が「台湾の対日強硬派も応援」と見出しを付け紹介した同紙3月15日付けコラムは印象的でした。


【台北=山本勲】
台湾の著名評論家、南方朔(本名・王杏慶)氏は15日付の台湾紙「中国時報」のコラムで、未曽有の大震災に見舞われた日本の国民や各界の対応を絶賛、「武士道精神の日本が災難に打ち負かされることはない」と最大限のエールを送った。中国時報は親中派紙で、南方朔氏も「保釣(尖閣諸島防衛)」の強固な主張者だが、こうしたメディア、評論家も今回はおしなべて日本を応援している。
 台湾では一般的に戦前から台湾に居住する台湾人が親日的な一方、戦後中国大陸から渡来した外省人が日本に厳しい傾向がある。
 南方朔氏は後者の代表的評論家だが、「超大地震と津波に見舞われた日本で(米ニューヨーク大停電やカトリーナ災害時のような)商店略奪も起きず、すべてに秩序が保たれている」ことを称賛。「日本独特の栄誉を重んじ、恥を知り、礼を重んずる特性」の原点を新渡戸稲造が指摘した武士道精神に求めている。
 「ぐらつく菅直人政権も責任逃れせず」「官僚体制も的確に機能し、メディアも冷静客観的に報道責任を果たしている」と評価し、「日本はいま、全世界のかわりに最も尊い試練に立ち向かっている」と述べている。

 台灣の保釣運動はつまりは「反日」「反台灣」「中国統一派」と同義語であり、日本に対するこの様に好意的な表現は稀なのだと思います。産経新聞が紹介した所以でもあります。 また台灣の尖鋭的反日家 南方朔氏の言葉にも我々日本人を奮起させようとする善意、そして公正さを感じるのです。


河内長野市商工会青年部オフィシャルサイト