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【転載】高砂義勇隊慰霊碑、台風被害「お見舞い募金」のお願い【御協力を!】

2015-08-27
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この項は、日本李登輝友の会HP「お知らせ(8月27日条)」『高砂義勇隊慰霊碑、台風被害「お見舞い募金」のお願い』の転載です。


今年の8月8日朝、花蓮に上陸した台風13号は台湾を横断して台湾海峡へ抜けましたが、各地で倒木が道路を塞ぎ、店舗の屋根が剥がれ落ちるなど大きな被害を受けました。中央災害対策センターによりますと、死者5人、行方不明者4人、負傷者185人を出したそうです。

高砂義勇隊慰霊碑のある烏来でも、慰霊碑裏の山肌が数十メートルにわたって地滑りを起こし、慰霊碑の像がなぎ倒され、李登輝元総統が揮毫された「霊安故郷」の銘板がある台座も落石と倒木に埋もれてしまいました。

高砂義勇隊慰霊碑

つきましては、慰霊碑復旧に資するため、本会は8月26日より「お見舞い募金」を始めました。募金の経過や結果は本会メールマガジン「日台共栄」やホームページ上でお知らせします。


募金は確実にお役に立つよう、慰霊碑を管理運営している烏来郷高砂義勇隊記念協会に直接お送りさせていただく予定です。ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

平成27年(2015年)8月26日
日本李登輝友の会

なお、実際に現場を訪問し、その惨状を目の当たりにしてきた杉本拓朗・青年部部長のレポートを下記に掲載します。このページに掲載している被害の惨状を伝える写真も杉本部長の撮影によるものです。また、8月26日には産経新聞がこの模様を報道しています


高砂義勇隊慰霊碑「お見舞い募金」要綱

・お見舞い募金は「お志」ですので、いくらでも結構です。

・お礼状はお出し致しませんので、ご了承のほどお願いします。

◇郵便局 口座番号:00110-4-609117 加入者名:日本李登輝友の会
・通信欄に「台湾」「お見舞い」「水害」などとお書き添えください。
・一般の方は郵便局備付けの郵便振替用紙を、本会会員は機関誌添付の郵便振替用紙をお使い下さい。

◇銀 行 三菱東京UFJ銀行 本郷支店 普通:0012742
日本李登輝友の会 事務局長 柚原正敬
(ニホンリトウキトモノカイ ジムキョクチョウ ユハラマサタカ)

お問い合せは下記の本会事務局までお願いいたします。
0338682111

 

 


 

【7/23】TV TOKYO報道「本日午前、李登輝元総統と安倍晋三首相が会談」か。

2015-07-23
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安倍総理大臣と日本を訪れている台湾の李登輝元総統がけさ、会談しました。現職の総理大臣と台湾の元総 統の会談は異例で、中国を刺激しそうです。安倍総理はけさ、李氏が宿泊する都内のホテルに1時間半ほど滞在していました。台湾と深い関係を持つ自民党議員 は先ほど、安倍総理と李氏の会談を認めました。また、李氏本人もホテルを出る際、テレビ東京の取材に対し、安倍総理との会談を認めました。現職の日本の総 理が台湾の元総統と会談することは異例で、中国の反発も予想されます。


【7/22(水) 】李登輝元総統講演『台湾のパラダイムの変遷』

2015-07-23
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對日議員演講 李:台應推二次民主改革-民視新聞

前總統李登輝訪日的重頭戲,就是今天(22日)下午,對日本國會議員演講,主題是「台灣的典範轉移」,李登輝提到台灣改為民選總統後,是 第一次民主改革,接下來希望促成憲改,對總統權力設限,完成第二次民主改革。現場本來邀請300名議員,最後卻來了400多人,司儀還是日本首相安倍晉三 的弟弟,眾議員岸信夫。
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台湾元総統 李登輝氏講演会 テーマ「台湾のパラダイムの変遷」 2015.07.22

【自由時報報道 7/22】李登輝日本國會議員會館演講 台灣第一人(全文)
http://news.ltn.com.tw/news/politics/breakingnews/1387770


【産経新聞 7/22】「一滴の血も流さず。6度の憲法改正で革命を成就」 李登輝氏の講演要旨
http://www.sankei.com/world/news/150722/wor1507220053-n1.html

来日中の台湾の李登輝元総統(92)が22日、東京・永田町の衆院第1議員会館で行った講演の要旨は次の通り。

「台湾の国民党政権内部には保守と革新の対立、閉鎖と開放の対立、国家的には台湾と中華人民共和国における政治実態の矛盾があった。民主化を求める国民の 声は日増しに大きくなっていた。これらの問題が抱える範囲は非常に広範だったが、その根本的な問題には台湾の現状に即していない中華民国憲法があった」

「これらの問題解決のため、私は憲法改正から始めるしかないと考えた。当時、私は国民党主席を兼務していて、国民党が国会で絶対多数の議席を有していた。 ただ、問題は党内部の保守勢力だった。保守勢力は時代遅れの憲法への執着を隠さず、その地位を放棄することにも大反対だった。民主改革には耳を貸さず、た だ政権維持だけに固執していた。さらに国民党を牛耳る有力者たちは、いつの日か中国大陸を取り戻すという時代遅れの野望を捨てきれずにいた」

「一連の民主化の過程で、いくたの困難にぶつかったが、終始国民からの支持を受けながら、経済成長の維持、社会の安定を背景に、ついに一滴も血を流すこと なく、6度にわたる憲法改正によって静かなる革命を成就させた。常に人々が夜安心して眠れる社会にしたいと夢中で務めた12年間の総統だったが、まがりなりにも台湾に民主社会を打ち立てることができたのは私の生涯の誇りとするところだ」

中国は『一つの中国、台湾は中国の一部』という主張を繰り返しているが、われわれは決して同意できない。台湾省を凍結して、事実上台湾省を廃止し た。台湾は一つの省に過ぎないという虚構と矛盾におかれていた状況を放置していたら、いつまでも台湾と中国は一体であると国際社会に誤解を与えつづけるよ うなものだ。そこで、台湾と中国は別個の存在というアピールを込めての台湾省凍結を行った」

「半世紀以上も続いた中国と台湾の曖昧な関係 をきちんと整理することで、台湾に長期の安定がもたらせるように考えた。台湾は特殊な状態に置かれている。政治の民主化、変革によって、空虚な大中国という伝統的アイデンティーに疑問が投げかけられた結果、主体性を有した台湾アイデンティティーという新しいパラダイムが生まれた」

台湾には憲法改正を含む第二次の民主改革が必要とされている。改革を求める声は社会とともに若者たちの間から大きく上がっている。現在の中華民国憲法では総統は 直接選挙で選ばれることになっているが、憲法上は権力の範囲にはっきりした規定は存在していない。権力の分離や権力の抑制を憲法にてらして、制限すべき だ。現在の台湾の総統の権力が大きくなりすぎている問題点を浮彫りにしたのが昨年の2月に起きた学生運動だ。密室協議で強引に中国とのサービス貿易協定を 結ぼうとしていた政府に対して学生たちの怒りが勃発し、立法院の議場占拠という前代未聞の自体となった」

「一方で緊急事態条項も推し進めなくてはならない。日本でも東日本大震災から4年以上がたつが、迅速な救援活動を可能にするため、政府に一元的に権 限を集中させる緊急事態条項が憲法上規定されていないという欠陥が指摘されている。中華民国憲法にも同様の問題点がある。大規模な災害発生時に憲法保障の空白が生じる事態を避けるために、このテーマを早急に改善する必要がある」

「今や第一次民主改革の成果は極限に達しており、台湾はまさに 第二次民主改革が必要とされている。私は現在92歳。長く見積もっても台湾のために働けるのはあと5年ぐらいだろうと感じている。残りの人生は台湾により 一層成熟した民主社会を打ち立てるためささげたい。台湾はこれからも、日本と同じく自由と民主主義という価値観を至上の価値とし、日本と手を携えて国際社 会の発展のために貢献していきたい」


 

【歓迎】本日、李登輝元総統七度目の来日(7/21~26)

2015-07-21
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李登輝元総統来日(2)

台湾の李登輝元総統(92)は21日、台北市の松山空港を出発、東京・羽田空港に到着した。訪日は7回目で、昨年9月以来。22日に永田町の衆院 議員会館で演説、23日に日本外国特派員協会で講演する。李氏は21日、台北の空港で、記者団に国会内での演説に中国が反発する可能性を問われ、「私は客人で、私を招いたのは日本の国会議員だ。中国が反対するなら、皆に笑われるだけだ」と述べた。

李氏はこのほか、福島県郡山市と宮城県松島町を訪問。26日には同県岩沼市の「千年希望の丘」で東日本大震災の慰霊碑に献花し、台湾への帰途に就く。(産経新聞 台北支局 田中靖人)
http://www.sankei.com/world/news/150721/wor1507210031-n1.html


李登輝先生来日

【補足】

21日午後、李登輝元總統は来日された。しかし当初同行が予定されていた曾文惠夫人の来日はかなわなかった。

李元総統によると、曾文惠夫人は昨晩腰痛を発症して、急遽台北榮民總醫院(台北最大の国立病院)に向かわれたとのこと。

今回の訪日には、李登輝氏長女・李安娜さん、次女・李安妮さん、御令息・李憲文氏(故人)夫人・張月雲さん、その令嬢の李坤儀さん、李安妮さん夫君・頼國洲氏が御一緒されているとのこと。また林志嘉・台湾団結連盟秘書長周倪安・台湾団結連盟立法委員らも同行している。

李登輝元総統はメディアに対し「曾文恵(夫人)は病気で同行することが出来ないが、彼は曾文恵に台北榮民總醫院に入院することを勧め、「一人で家にいると、夫人を配慮する人がいなくなる。だから台北榮民總醫院でお世話をお願いした。私は思い悩んではいません」と語っている。

また「日本の国会議員が超党派の呼び掛け人をもって『李登輝先生の講演を実現する国会議員の会』を結成、議員会館における李元総統講演会を実施しますが、国会議員の方々がお招きするのもまた初めてのことで、日台関係において戦後最高レベルでの招聘体制と言える(日本李登輝友の会)」そうです。


台湾元総統 李登輝氏 講演会 ニコニコ生中継 の御案内

【会場のご案内】2015/07/22(水) 開場:14:50 開演:15:00
【テーマ】「台湾のパラダイムの変遷」
http://live.nicovideo.jp/watch/lv228160905


昨年(2014年)9/19~25の来日に関しては以下を参照

【動画紹介】歓迎!李登輝先生 来日
http://ilha-formosa.org/?p=33492

【9/20(土)】「李登輝先生 来日講演会 大阪会場編」動画紹介
http://ilha-formosa.org/?p=33500


【書籍紹介】陳煒翰著『日本皇族的台灣行旅 蓬萊仙島菊花香』(玉山社/2014年刊)

2015-07-12
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旧聞に属する話題となるが、以下の記事は昨年5月の中央社報道の引用である。


皇族の台湾旅行をふり返る新刊発売 【社会】 2014/05/27 

(台北 27日 中央社)日本統治下の台湾を訪れた皇族にスポットを当てた本、「日本皇族的台灣行旅」がこのほど台湾で出版され、学術関係者などから好評を博している。

この本は、国立台湾師範大学(台北市)で台湾史の修士号を取得した陳煒翰(チン・イカン)さんの最新作で、副題は「蓬莱仙島菊花香」。

台湾が日本領に編入されて間もない1901(明治34)年から太平洋戦争が勃発した1941(昭和16)年までの40年間で、皇太子時代の昭和天皇など計27人の皇族が台湾を訪問しているが、著者は34回にのぼる皇族たちの訪台の足跡を克明に追いながら、当時の台湾の観光スポットやグルメ、時代の 雰囲気、貴人を奉迎する関係者の思惑をユーモアたっぷりに紹介している。

日本統治下の台湾を扱う作品として異色の存在感を放つこの新刊について、研究機関の研究員や大学教授から「一般の読者でも親しめる歴史の本」、「著者の後について時空を超えた旅を楽しんでみては」などと評価の声が相次いでいる。(編集:羅友辰)
http://japan.cna.com.tw/news/asoc/201405270009.aspx


2015_0712_170249-DSC03336昭和天皇が摂政宮時代の、大正12年(1923)に台湾を行啓されていることは良く知られている。

当時摂政宮21歳、戦艦金剛で基隆港に上陸後、台北に入り、新竹→台中→台南→高雄→屏東を経て再度戦艦金剛で澎湖を訪問後、また基隆港から台北に戻られ、北投温泉などを訪問されておられる。

台湾滞在期間は4月16日から27日までの12日間となり、この間の摂政宮行啓日程は交流協会HPで確認することが出来るが、簡潔な記述に留まっている。

大正12年4月建立 皇太子殿下御渡渉記念碑(平成22年10月17日撮影)、場所:台北市北投区光明路244 北投温泉 瀧乃湯 敷地内。

皇太子殿下御渡渉記念碑(大正12年4月建立/平成22年10月17日撮影)、場所:台北市北投区光明路244 北投温泉 瀧乃湯 敷地内

今年3月27日より、東京書籍を版元として『昭和天皇実録』(全19冊:本文18冊+索引1冊)の公刊行が開始されており、刊行済の「第二」が、大正九年の出来事で終わっていることから、今年9月配本「第三」において、摂政宮の台湾行啓での未公開情報が記述されていると思われ、今から新発見の情報に期待が持てる。

なお『昭和天皇実録』は毎年3月と9月に2~3巻ずつ刊行され、東京オリンピックが開催される平成31年(2020)3月に完結する予定となっており、一巻(現在のところ)二千円ほどと意外に廉価なので、価格変動が無ければ、全巻揃えた場合でも四万円程で済むはずである。

『日本皇族的台湾行旅~蓬莱仙島菊花香~』は書名通り、日本の台湾統治時代(1895~1945)までの半世紀に訪台した日本の皇族の台湾での事績や行程等を紹介したもので、台湾における皇族の活動、それを奉迎する台湾の人々の様子を撮影した写真、神社参拝の様子などが採録されており興味が尽きない。ただ実録の公刊前に出版されていることは留意しておかなければならない。

副題「蓬莱仙島菊花香」の蓬莱仙島とは、台湾の雅称である。日本を「扶桑」「敷島」または「大八洲」などと呼ぶがそれと同様である。そのため「麗しき台湾島に菊花が香る」とでも訳すべきか。菊花は無論日本の皇族を指すのであろう。美しい書名だと思う。この「日本統治下の台湾を扱う作品として異色の存在感を放つ新刊」は類書を聞いたことがないので、学術的にも貴重な刊行と思われる。日本語翻訳の出版が待望される好著であるが、皇族と台湾との関わりについて興味のある方は、台湾の書店でチェックしておきたい一冊。

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巻末資料「各皇族實際訪台行程總攬」には27名の皇族の34の旅程図表が64頁にわたり収録されている。これは昌德宮李王垠(ショウトクキュウ リオウ ギン)の16日にわたる台湾御巡行の記録。なお梨本宮方子女王を王妃に迎えた李王垠は正確には皇族ではなく日本の王族となる。大韓帝国(1897-1910)最後の皇太子であったが、日韓併合に伴い日本の王族となられた。

「各皇族實際訪台行程總攬」によると、訪台した最後の皇族は、日米開戦の年、昭和16年(1941)3月10日から26日までの17日間にわたり台湾を一周された閑院宮春仁王(陸軍中佐)であり、それ以降皇族の訪台は途絶えたという事になる。

玉山社サイト『日本皇族的台灣行旅 蓬萊仙島菊花香』
(定価320元は、日本円で約1200円)

こちらからも購入可能。ただし空輸代と5日程時間がかかる。
http://www.books.com.tw/products/0010636056


 

「台灣獨立行動黨(台湾独立行動党)」結党

2015-07-06
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2016立委-獨派大老聯合 組「台灣獨立行動黨」-民視新聞

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新政党がまた結成された。台湾独立の理念を放棄した民進党に不満だからだ。
彭明敏、吳澧­培等多くの独立派重鎮が連合した「台湾独立行動党」結党は、台湾の独立建国を訴え、
2016年の立法委員選挙に選挙区から候補者を選出、比例区で議席を狙う。

台湾独立行動党主席に内定している金恆煒は語っている「民進党は心配しないで欲しい。総統選では蔡英文を支持する」


(グリーン陣営)震撼!幾人かの大物独立派により新政党が結成される。
前総統府上級顧問・彭明敏、同上級顧問吳澧培、台湾基督長老教会牧師・高俊明、前総統府秘書長・陳師孟や台湾派学者等が、グリーン陣営の著名な政治評論家・金恒煒の主導の下に、「台湾独立行動党」の組織準備を決定、新政党の共同発起人に名を連ねた。党主席として内定した政治評論家の金恒煒はすでに内政部に対して新政党結成の申請を行っており、憲法制定による新国家建立のための台湾独立行動党創建を強調している。目標は来年の立法委員選挙で、選挙区での立法委員候補者を推挙するとともに、比例区での議席を狙っている。

内政部へ政党登録を行う
来年立法院での議席獲得を狙う

民進党は既に党主席・蔡英文を総統選挙で候補者としており、台湾独立行動党と民進党の競合関係が注目されている。台湾独立行動党の責任者である金恒煒によると「我々の理念と最も近い総統候補者を支持する」と語っており、彼は率直に「現在の総統候補者の中で、蔡英文とは新政党の理念で最も近い」としている。この様に彼は蔡英文支持の「裏書」の代わりに語っている。

彭明敏の参謀は「台湾独立は、彭明敏先生が一生を掛け追い求めている理想だ。現在、台湾独立を推進する後輩がおり、彭明敏は当然これを支持している。以前から金恒煒は彭明敏のもとに訪問するなどして、台湾独立の新政党が必要であることを語っていた。このことに彭明敏は非常に感動して、台湾独立行動党の発起人に名を連ねることに同意している。ただ彭明敏は数日来体調が優れず、家庭にて静養しており、取材に対応することや、新政党の第一線に立つことがやや困難である。

金恒煒は「すでに台湾独立行動党の発起人として、客家人重鎮の元総統府国策顧問・李喬、陳水扁政権時の教育部長・杜正勝、歴史学者で新台灣國策智庫(シンクタンク)顧問・李永熾、鄭欽仁、前環境保護署長林俊義、元新聞局長謝志偉、元行政院文化建設委員會主任委員・陳其南、北栄医師・郭正典、前中華電視社長・江霞といった人物が賛同している」と述べている。

台湾独立行動党

台湾の独立建国を訴える
台湾独立派の票を分散させるべきではない

金恒煒は次の様に強調している。
「現在、民進党、国民党、台湾団結連盟、時代力量や社民党といった政党には、台湾独立建国を主旨とする政党が一つも存在しない。これら独立派の票は非常に手堅い。だから我々は積極的にこれをひとつに構築するべきで、独立派の票を分散させるべきではない。

もともと二名の台湾派医師が結党を求めていて、彼らと新党について話したこともある。しかしその後結党は挫折。そこで彼は自らが表に立って結党を志した。5月下旬、彼は新党結成を決心し、5月29日に彭明敏を訪ねて対談、新政党の共同発起人に彭明敏が就任することに同意してもらっている。」

金恒煒は「彭明敏だけではなく、吳澧培と陳師孟等も私が組織する台湾独立の新政党の考えを支持している。台湾独立行動党の党主席は当面は私が内定しているが、党主席に就任するに値する適任者がいれば就任を望んでいる」と語っている。

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(写真はイメージ)

本項は、
自由時報報道(2015/7/6) 「獨派大老彭明敏、陳師孟等 組台獨新政黨」の翻訳記事である。
http://news.ltn.com.tw/news/focus/paper/894389


独立派比例区の立法委員当選を目指す (2015/7/3 国民党ニュースネットワーク)
http://www1.kmt.org.tw/japan/page.aspx?type=article&mnum=119&anum=13614

ソース:聯合報     2015・7・3

彭明敏、呉澧培丶陳師孟等独立派の大将が「台湾独立派行動党」を組織して,立法委員選挙の比例区に候補者を出そうとしている。総統候補 は蔡英文を支持するが,葉宜津民進党立法委員は,これでは民進党に悪影響を与えるという。頼振昌台湾団結連盟総召集人は,これを支持している。

独立派は民進党の「現状維持」に不満を持ち,コラムニスト金恆煒は五月二十五日,党を組織し,金恒煒が暫定的主席となり,内政部に政党登記をおこなっている。

金恒煒は,新政党が台湾独立行動党と名ずけたのは,台湾独立はスローガンや宣伝ではなく,綱領に書いただけでは駄目で,行動が必要であると述べた。

彼は,彼らが党を組織するのは,民進党がこの票を取れないからである,二0一二年の立法委員選挙において,百万票以上が台湾団結連盟に走ったが,今では台湾団結連盟はもう魅力が無い。自分たちは科学的な方法で研究した結果,此処に新しい政党を作った次第であると述べた。


 

TIME誌「蔡英文は華人世界で唯一の民主主義をリードするだろう~

2015-06-19
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蔡英文首登時代雜誌封面
◆TIME Instagram◆https://instagram.com/p/4E5cQqK6yU/


自由時報(2015/06/19『TIME:蔡英文可能領導華人唯一民主國家』を翻訳したものである。

民進党主席で総統立候補者の蔡英文が最新野米国TIME誌の表紙となった。見出しには「彼女は華人世界で唯一の民主主義をリードすることが出来るだろう。そしてそれが北京を神経質にさせる」とある。

次号TIME誌は6月29日に出版される。しかしネット版の内容は瞬時に拡散され、蔡英文の経歴や学術的な背景が紹介された。そして彼女は台湾を発展させる核として、経済と文化を優先課題とする台湾の将来のビジョンを提示している。

蔡英文「自信は揺るぎない」、また台湾を中心に両岸(*1)の現状の立場を維持することを強調している(*2)。蔡英文はこの中で台湾と中国の政治的関係を変更することは有り得ないと語ったうえで、民進党の「台湾独立綱領」撤回に対しては依然保留している。しかし「中台統一」に対しては、彼女は「それは必ず民主的なプロセスを経て問題を解決する必要が有り、それは台湾人が決定するべきこと」と表明している。

TIME誌の今回の独占インタビューでは、5月中旬に北京からEmily Rauhalaを特派、著名な戦場カメラマンAdam Fergusonが3日間にわたり撮影と取材を行い、最後はTIME誌アジア編集長のZoher Abdoolcarimが独占インタビューを行った。

TIMEはInstagramで大々的に今号の表紙を予告しており、こうして蔡英文はインド首相モディ、インドネシア大統領ジョコ・ウィドド、朴槿惠韓国大統領についで、最新のアジアの政治指導者として登場した。


(*1)台湾と中国を指す。
(*2)中華民国体制維持を意味する。蔡英文氏は民進党内でも台湾独立派の政治家とはいえず、訪米中の6月3日の戦略国際問題研究所(CSIS)での講演「台湾は挑戦に立ち向かう-アジアの新しい価値の模範を作る」でも以下の様に語っている。こうして米国は安心して訪米中の蔡英文を厚遇出来た訳である。既に米国は台湾人の支持を失った国民党政権に代わる民進党政権の誕生を想定している。

[引用始]
私は一貫した予測可能な持続的両岸関係を約束します。

両岸関係の発展には長い目でみた考え方が必要です。民主化後の台湾は、三人の民主的に選ばれた総統の執政や多くの民主運動を経て、強大な社会の意志が鍛えられてきました。自由と民主主義の価値は深く台湾の人々の心に根付いています。人々が選んだ総統は、全ての台湾人を代表します。よって、両岸政策の推進は政党の主張を超え、異なる意見を包容するものでなければいけません。リーダーが政策を決定するときは社会のコンセンサスを考慮しなくてはならず、台湾内部には既に一般的なコンセンサスが存在しており、 それが、現状維持なのです。

私は何度も現状維持の立場を表明してきましたが、これは全ての関係者にとって最も利益のあるものと信じています。よって、総統当選後は、中華民国の現行の憲政体制の下で、普遍的な民意に基づいて、両岸関係の平和と安定した発展を推進していきます。

両岸はともに、この20数年来に渡る話し合いや交流で蓄積された成果を大事に思い、守るべきであります。私はこの固い基礎の上に立ち、両岸関係の平和で安定した発展を推進していきます[引用終]/民進党HPより


【読書メモ】「なぜイエスはある男を愚か者と呼んだか」

2015-05-09
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真夜中に戸をたたく
『真夜中に戸をたたく ~キング牧師説教集~』日本キリスト教団出版局刊 平成19年(2007)

「人間本来の人権・存在回復の為に全身全霊で闘ったキング牧師。真夜中に悲しみが生まれるにもかかわらず、朝には喜びが訪れることを力強く告げた標題の説教をはじめ、今も全く古びることなく、臨場感に溢れ、聴く者の魂を揺さぶる11篇の説教を厳選して収録」本書紹介文より

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以下は、同書所収の「なぜイエスはある男を愚か者と呼んだか」の一節、なお( )内の太字は聴衆からの反応を示す。


P202~
そのとき何者かが私に囁いた。
お前は今父親に電話してはならない。彼は175マイル先にいる。お前は今母親に電話をしてもならない。(我が主よ!)お前はかつて父親が話してくれたお方の中にある何ものかに、話しかけなければならない。(そうだ)それは道なき所に道をお作りになるあの力(パワー)なのだ。(そうだ)その時私は宗教は私にとって本当のものでなければならない。神は自分自身で知らなければならないということを発見した。(そうだ、その通りだ)そこで私はコーヒーカップの上にうつ伏せになった。—–私はそのことを決して忘れない。(そうだ、その通りだ)ああ、私は祈りに祈った。その夜声を出して祈った。(そうだ

P203~
「主よ、私はここで正しいことをしようとしています。そうだ私は正しいと思っています。我々が行っている運動は正しいと思っています。(そうだ)しかし、主よ、私は今自分が弱いことを告白しなければなりません。私は挫けそうです。勇気を失いつつあります。(そうだ)だが、私はこんな姿を人々に見せたくありません。なぜなら、もし彼らがこんなに弱い、そして勇気を失っている私を見れば、彼らも弱くなってしまいます。」(そうだ)私は翌朝、笑顔で実行委員会に出たかったのである。

するとその瞬間、一つの内なる声(インナー・ヴォイス)が私に語りかけているのが聞こえた。(そうだ

「マーティン・ルーサーよ。(そうだ公義のために立て。(そうだ)正義のために立て。(そうだ)真理のために立て。(そうだ)見よ、私はお前と共にいる。(そうだ)この世の終わりまで共にいる。(*1)

皆さんに申し上げたい。私は稲妻の閃光を見た。雷鳴の轟きを聞いた。そして罪の大波が、私の魂を征服しようとして突進してくるのを感じた。だが、闘い続けよというイエスの声をも聞いた彼は決して私を見捨てないと約束してくれた。決して、決して、一人にはしないと。彼は私を決して一人にはしない、と約束してくれた決してだ
(後略)

マーティン・ルーサー・キング・ジュニア(Martin Luther King, Jr/1929 – 1968)
(バプテスト派牧師、アフリカ系アメリカ人公民権運動指導者、1964年ノーベル平和賞受賞者)


(*1)

旧約聖書 イザヤ書  41章10節
恐れることはない、わたしはあなたと共にいる神。
たじろぐな、わたしはあなたの神。勢いを与えてあなたを助け
わたしの救いの右の手であなたを支える。
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新約聖書 マタイによる福音書  28章20節
あなたがたに命じておいたことをすべて守るように教えなさい。
わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。


Martin Luther King, Jr生前時、彼は「社会秩序の破壊者」としてFBIの監視対象であったことが知られている。だが現在米国では1月第3月曜日は祝日「Martin Luther King, Jr Day」となっている。冗談の様な話であるが、世間の評価とは所詮この程度に変遷する、という見本である。MLKが講演で語った「公義のために立て。正義のために立て。真理のために立て」、現世で存在しないかのように脇に追いやられている「公義」「正義」「真理」といったものは確かに存在するのであり、個々人そして社会はこれを追究しなければならない。そしてMLKにはその決断に逡巡しているまさにその時「インナー・ヴォイス」を聞いたというのである。

『新・台湾の主張』白色テロが吹き荒ぶ戒厳令下台湾から、公民権運動や反ヴェトナム戦争運動で騒然としていた米国コーネル大学に留学(1965-1968)していた台湾人のひとりが農業経済学者・李登輝である。

彼は米国でMLK暗殺事件を知り、「外からではなく、内部から黒人の意識変革を促したキング牧師は偉大な指導者であった。民主主義こそ、社会の平和的移行を促す原動力を悟った」と述懐している(『新・台湾の主張』PHP研究所 2015 p76~77)。当時、李登輝氏40歳、まだこの時期には政治家になるとは考えてもいなかったという。

1961年(昭和36)李登輝氏はキリスト教(台灣基督長老教会)に入信、「生来の気質」「日本精神」「台湾精神」「キリスト教」、この四つによって人格形成が行われたと語っている。キリスト教入信時、李登輝38歳の時のことである。「生来の気質」が何なのかは、恐らく「情熱的で頑固すぎる(同書P37)」ということになるのだろう。李登輝とキング牧師という二人の情熱家の一瞬の巡り合い(両者が実際に会ったことはないようだが)に、私は不思議な思いがするのだ。

閑話休題、
「なぜイエスはある男を愚か者と呼んだか」とはルカによる福音書〔12・13-21〕に登場する以下の短く印象的な挿話を指している。
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13 群衆の中のひとりがイエスに言った「先生、わたしの兄弟に、遺産を分けてくれるようにおっしゃってください」

14 彼に言われた「人よ、だれがわたしをあなたがたの裁判人または分配人に立てたのか」

15 それから人々にむかって言われた「あらゆる貪欲に対してよくよく警戒しなさい。たといたくさんのものを持っていても、人の命は、持ち物にはよらないのである。

16 そこで一つの譬を語られた「ある金持の畑が豊作であった。

17 そこで彼は心の中で『どうしようか、わたしの作物をしまっておく所がないのだが』と思いめぐらして

18 言った『こうしよう。わたしの倉を取りこわし、もっと大きいのを建てて、そこに穀物や食糧を全部しまい込もう。

19 そして自分の魂に言おう。たましいよ。おまえには長年分の食糧がたくさんたくわえてある。さあ安心せよ。食え、飲め、楽しめ』

20 すると神が彼に言われた『愚かな者よ。あなたの魂は今夜のうちにも取り去られるであろう。そしたら、あなたが用意した物は、誰のものになるのか』

21 自分のために宝を積んで神に対して富まない者は、これと同じである。」

『新約聖書 口語訳』財団法人 日本聖書協会 1980年より


 

6/19(金)から、キング牧師の人生を描いた映画『グローリー/明日への行進』が公開されるそうです。【公式サイト】http://glory.gaga.ne.jp/info/?page_id=13


【紹介】黃 聖峰著(原文)『台湾主権の真実(4/4)』

2015-04-29
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【紹介】黃 聖峰著(原文)『台湾主権の真実(3/4)』

2015-04-29
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→【つづく】黃 聖峰著(原文)『台湾主権の真実(4/4)』


 

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